パン職人の店長を、好きになりました。




「彩愛ちゃん」

「……は、はいっ」


 俺が呼ぶと彩愛ちゃんは俯いた顔をあげて俺を見た。


「話があるんだ」


 彩愛ちゃんは、涙で濡れている目で上目遣いしている彼女にとてもドキドキした。俺も、彼女に気持ちを伝えなくてはいけない。