頭は悪くないのに、めんどくさがってやらないから進級問題に値しているだけ。
わたしと一緒に勉強しなくたってちゃんとやれば赤点回避なんてヨユウなのに、どうして勉強会しようなんて言って来たのかな。
なんて、そんなことを考えていると。
「頑張るのはいいことだけど、ちゃんと寝ないとダメな。目の下うっすらクマできてる」
「っ」
そっと目の下を撫でられて、反射的に肩を揺らした。
……芦原くんのわるいくせ。
芦原くんは気にしていないだろうけど、慣れていないわたしは毎回びっくりして、ドキドキして、心臓が壊れそうになるんだ。



