千花ちゃんはバス、七海は自転車通学なので、必然と電車通学のわたしと芦原くんが一緒に帰る流れが日課になりつつあった。
吉良くんと芦原くんは同じマンションに住んでいる幼馴染とのことで、吉良くんも本来は電車通学なはずなんだけど、バイトや他の用事があるとかなんとかで帰り道はいつも芦原くんとふたりきり。
「俺らも帰ろーぜ、ひろ」
「あっ、うん」
千花ちゃんと七海とバイバイを交わしてすぐ、芦原くんと肩を並べて歩き出す。
芦原くんは話をするのも聞くのも上手。
ふたりきりになるとまだ緊張はするものの、会話が弾むから一緒にいて全然疲れないから楽だ。



