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「じゃあ、芦原くんもひろもまた明日ね!気を付けて帰ってね」
「うん、千花ちゃんも」
「ひろ、七海くんにもバイバイしてやって」
「へ?あ、七海もまた明日」
「……おー」
「七海良かったねぇ」
「っ何がだようるせーな!」
放課後、芦原くんと吉良くんを交えて勉強会をするのが日課になってから月日はあっという間に流れ、あっと言う間にテスト前日。
しがない高校生のわたしたちは毎日ファミレスで勉強するほどお金持ちでもないわけで、勉強会はC組の教室でやることに決めた。
はじめの頃は、高嶺の問題児のふたりとわたしたちが一緒に勉強をしている光景はかなり不思議がられていたけれど、3日目あたりからはだんだん周りも見慣れて来たのか、物珍しそうな視線は減っていった。
芦原くんたちがいない時に、
「いつの間に仲良くなったの?」
「そういえば前も絡まれてたよね!?」
とクラスメイトの女子たちから質問攻め合うこともあるけれど、わたしが想像していたような嫌がらせなどはまだされてないからなんとか安心だ。



