保健室で、モテすぎ問題児くんに甘い噛みあとを付けられました。




問題は、芦原くんと相性が悪そうな七海だけ。


芦原くんのことを毛嫌いしているみたいだし、相性も悪そうだし、あたりもきついから、説得するのは至難の業だ。




だけど、七海がいないと教える人がいないから勉強会は成り立たない。

芦原くんの進級を救うためには七海が絶対にいないといけなくて───…





「おい、そんな目で見んな」

「えっ!」




頭のなかでぐるぐると考えていると、七海の低い声でそう言われた。


そんな目ってどんな目だろう。


首をかしげると、呆れたようにため息を吐かれた。えぇえ、なんで。




「……大体、進級できなくても自己責任だろ。サボってばっかって噂だし」

「でもほら、七海教えるの上手だし…」

「はぁあ?おまえさっきまで俺の教え方がどうとか言ってただろーが」

「それは七海がきびしいからで!」



七海がいないとだめなの。


芦原くんからお願いされたら断るなんて選択肢はないし、わたしの頭じゃ力になれないから。


頼れるの、七海しかいないんだよ。