……って違う違う、それよりも。
ソコウフリョウって、やっぱり進級にかかわる問題なんだなぁ。
でも確かに、芦原くんは遅刻常習犯みたいだから、授業をサボっている機会が多そうだ。
授業の進みがわからなかったらテストもわかるわけないよね。真面目に聞いているわたしですら赤点に苦しんでるんだし……!
「え、えっと……わたしは、」
芦原くんが悪い人じゃないことを知っているから、だめとは思わない、けど。
「千花ちゃん、は」
「ん!あたしは全然オッケー!」
ちらり、隣にいた千花ちゃんに目を向けると、すぐにグッと親指を立ててくれた。
流石千花ちゃん。わたしが言いたいことを察してくれたみたい。
吉良くんはすでに興味なさそうにスマホをいじっていたから、多分どっちでもいいんだと思う。
……少し近寄りがたいけれど、怖くはない。



