「ぶふっ……ありがとうござる…ふっ」 どうやらツボに入ったようで、芦原くんは震えて笑っている。 たしかに自分でも流石に「ござる」は間違えたかなって思ったけど…! 「わ、笑わないで……」と語尾をしぼめながら言ってみたけれど、それから1分ほど芦原くんはツボから抜け出せなくなっていた。 もうやだ、穴があったら入りたい。