金髪の人なんかありえないって思ってた。
誠実で真面目な人が、きっとわたしには合っているんだって。だから、ソコウフリョウで有名で、ヘンな噂ばっかりの人に恋なんてするわけないって。
────そう思ってたんだ、ずっと。
だけど、恋って理屈じゃどうにも出来ないらしい。
理想じゃない人を好きになったり、考えすぎてくるしくなったり、幸せすぎて泣いたり。
そうやって出来ていく思い出が、ふとした時に愛おしく感じるようになる。
芦原くんが、わたしに恋を教えてくれた。
芦原くんを好きになってから、誰かを好きになることがこんなに尊い感情だって知ることができたの。



