……もう、全然笑いごとじゃない。 1番上までしっかり閉めたブラウス。 ……わたし、真面目に生きてて良かった。 普段から芦原くんみたいに第二ボタンまで開けていたら絶対見えていたもん。 ────芦原くんの、噛みついた痕が。 「そこ、絶対俺以外の痕つけちゃダメね」 「……うん」 「素直でよろしい」 ぽんぽん…と頭を撫でられて、キュンと胸がなった。