それから数分後。
本来の約束の時間より15分早く来た芦原くんは、「うわぁ、30分前にするか15分にするか迷って15分のほう選んだのに……」と、わたしが早く着いていたことを何故か悔しがっていた。
いつだってわたしの変化を見逃さないでいてくれる芦原くん。
お化粧したりワンピースを着たりしていつもより少し背伸びをしたわたしを見て、
「かわいい、」
「…う、えっと、そうかな…?」
「や、違うな。かわいいのはいつもで、えーっと……、うん、可愛い。困る」
こんな感じになぜか困っていて、そんな芦原くんが「かわいい」と思った。



