「そういや玲於、最近全然来なくなったよねぇ。出禁解除されたの?」
「んや? 好きな子できたから真面目になろうと思ってるだけ」
「あははっ、そうなん? じゃあまずはその金髪どうにかしてしてほしいんだけどー?」
「な。でもなー、金髪だったら見つけてもらいやすいから」
「あはっ、それはたしかに!」
聞きなれた声に視線を向けると、見慣れた金髪の男子生徒──…芦原くんが向かい側から歩いてくるのが見えた。
仲良さげに話しながら隣を歩いていたのは、芦原くんと親しい関係であろう生徒会長。前にも一緒に居るところを見たことがある。
つややかな黒髪に、大人っぽい顔つき。
芦原くんとの身長差も程よくて、並んでいる姿を見たら、きっと誰もがカップルと間違えてしまうだろう。
ズキン……と胸の当たりが痛んだ。



