保健室で、モテすぎ問題児くんに甘い噛みあとを付けられました。






「ちょっとおふたりさん、あたしらの存在忘れてないですかぁ」




揶揄うような千花ちゃんの声にハッとする。

顔を上げると、にやにやする千花ちゃんと、表情の読めない吉良くんと目があった。




…そうだ。忘れていたわけじゃないけど、今は4人でお昼を食べている最中。


ふたりきりじゃないのに……恥ずかしすぎる。



さっきとは別の意味で顔を赤くさせると「なんか、」と吉良くんが口を開いた。





「ひろ、すっかり玲於になついたよな」





吉良くんの言葉に、すかさず千花ちゃんも「えっわかる!」と同意する。



「まあ、俺が言うのもなんだけど。実意思弱くて真面目そうだし、玲於に流されてるだけかと思ってたから」

「え、えっと…」

「実際さ、今、ひろは玲於のことどう思ってんの?」





──玲於のこと、どう思ってんの?



吉良くんの質問に、わたしは言葉を詰まらせた。