保健室で、モテすぎ問題児くんに甘い噛みあとを付けられました。





こぼれた言葉はわたしのもの。

珍しく照れくさそうにするきみが愛おしくて、無性に触れたいと思った瞬間だったから。




無意識だった。心の声がこぼれるってホントにあるみたいだ。




「…な、なーんて──っ」




ハッと気づいた時にはもう遅い。




「かわいいのはひろでしょ」



髪を撫でていた手を掴まれ、「なーんてね」と誤魔化そうとした口は、あっという間に芦原くんに塞がれてしまった。




「芦原く、…ん、う…っ」





今まででいちばん深くてあついキス。


名前を呼ぶ暇はなくて、咄嗟につかんだ芦原くんの制服をぎゅうっとしがみつく。下唇を甘く噛まれて、びくりと身体が震えた。