「二瀬、……と永野、余ってるなら俺と一緒の、」

「はい残念でした~ひろとあたしは高嶺ツインズに誘われてもうグループ決まってますぅ」

「高嶺……って、はあ!? なんで!」

「七海がちんたらしてるからでしょばーかばーか」

「二瀬もそれでいいのかよ!」
 
「わたしは千花ちゃんと一緒だからなんでも…」

「はあもう最悪、ホント最悪………」

「この遅れはかなりでかいよぉ七海く~ん」

「うざすぎる、地球に埋まってしまえ」

「いやまってそれ悪口だからね!?」







ちなみにこれは、その数分後の会話。



七海は最近やけにピリピリしていて、口の悪さが増していた。




うーん、良くない。


わたしと千花ちゃんにも、他の子にしてるみたいに優しくしてくれたらいいのになぁ。




ふたりのやりとりを見ながら、わたしはそんなことを思っていた。