机の上に置かれたひろの手が、俺の制服の裾をぎゅっと掴む。
潤んだ瞳、上目遣い、真っ赤な頬に加えてこれって……なに、無意識? だとしたら相当タチ悪いんだけど。
「……ふは。よく分かってんね」
「う、……ん」
ひろの首筋に唇を寄せ、歯を立てる。
前よりも強く、消えないように。数秒口付けたところには赤いあとがついていた。
「かわいー反応するよな、ホント」
「かわいくない……」
「かわいいよ。ひろは、かわいい」
かわいいんだ、ホントに。
どうしたら俺の感じた気持ち全部うまくひろに伝わるんだろう。
顔を覆って俯くひろの頭を撫でながらそんなことを思う。



