でもパン作りも掃除も洗濯も最初は失敗ばかりだったが、少しずつ慣れて、できるようになっていくのが楽しかった。
「そういえば、ずいぶん歪な形をしたパンがあったな。てっきり子どもたちが作ったものだと思っていたが、お前だったのか」
ルースがぽつりとそう言い、サーラは思わず頬を染める。
「たぶん、わたしです。すみません、そんなものを……」
「見た目は歪でも、味は変わらない。謝る必要はない」
「……ありがとう。でもいつか、キリネさんみたいにうまく焼けるようになりたいです」
「そうか」
サーラの言葉に、ルースは少しだけ表情を和らげる。
「これからの人生に、目標があるのはいいことだ」
「これから……」
「そうだ。父親から離れて自由を得たあと、どう生きるのか。それを考えることも大切だ」
彼の言うように、これからも人生は続いていくのだ。
修道院からも離れてしまったのだから、自分で生活費などを稼がなくてはならない。住むところや、着るものなども必要となる。
「そういえば、ずいぶん歪な形をしたパンがあったな。てっきり子どもたちが作ったものだと思っていたが、お前だったのか」
ルースがぽつりとそう言い、サーラは思わず頬を染める。
「たぶん、わたしです。すみません、そんなものを……」
「見た目は歪でも、味は変わらない。謝る必要はない」
「……ありがとう。でもいつか、キリネさんみたいにうまく焼けるようになりたいです」
「そうか」
サーラの言葉に、ルースは少しだけ表情を和らげる。
「これからの人生に、目標があるのはいいことだ」
「これから……」
「そうだ。父親から離れて自由を得たあと、どう生きるのか。それを考えることも大切だ」
彼の言うように、これからも人生は続いていくのだ。
修道院からも離れてしまったのだから、自分で生活費などを稼がなくてはならない。住むところや、着るものなども必要となる。



