草が生い茂り、本当に道なのか疑いたくなるくらいの悪路だ。石に足を取られて、何度も転びそうになる。
ルースは無言で、サーラの荷物を引き受けてくれた。
「あ、ありがとうございます」
慌てて礼を言ったが、彼は軽く頷いただけだ。
でも重い荷物がなくなって身軽になったことで、とても歩きやすくなった。
それでも気持ちばかり焦る。
(急がないと……)
父は、サーラが逆らうなんて思ってもいないだろうから、サーラが修道院に戻ったかどうか、きっと確認しない。
サーラが戻らないことを心配した修道院が孤児院に確認するのが先か。もしくは王城を出たカーティスがサーラを訪ねるかで、そこでようやく判明するはずだ。
だから今は、少しでも町から離れなくてはならない。
このまま人気のない道を暗くなるまで歩き、今日は森で野営をして、早朝に港町を目指すとルースは言った。
(野営……。外に泊まるということよね?)
初めての経験ばかりで少し不安になるが、自由を選び、父に逆らう道を選んだのはサーラ自身だ。
ルースは無言で、サーラの荷物を引き受けてくれた。
「あ、ありがとうございます」
慌てて礼を言ったが、彼は軽く頷いただけだ。
でも重い荷物がなくなって身軽になったことで、とても歩きやすくなった。
それでも気持ちばかり焦る。
(急がないと……)
父は、サーラが逆らうなんて思ってもいないだろうから、サーラが修道院に戻ったかどうか、きっと確認しない。
サーラが戻らないことを心配した修道院が孤児院に確認するのが先か。もしくは王城を出たカーティスがサーラを訪ねるかで、そこでようやく判明するはずだ。
だから今は、少しでも町から離れなくてはならない。
このまま人気のない道を暗くなるまで歩き、今日は森で野営をして、早朝に港町を目指すとルースは言った。
(野営……。外に泊まるということよね?)
初めての経験ばかりで少し不安になるが、自由を選び、父に逆らう道を選んだのはサーラ自身だ。



