彼女が聖女だということは、本当にカーティスたちしか信じていなかったのだ。エリーは聖女を騙った罪、そして公爵令嬢であるサーラを陥れた罪で、厳しい処罰が下ったようだ。
(そんな……)
サーラは手紙から視線を反らして、固く目を閉じる。
たしかに彼女には、つらい目に合された。許せないという気持ちもある。でもエリーもまた、義父であった男爵に利用され、さらに父と国王陛下に利用されて、今まで泳がされていたのだ。
彼女だってサーラと同じように、父たちの駒であったことには変わらない。
エリーは身分をはく奪され、流刑地である辺境に送られた。おそらく、生涯をそこで過ごすことになるのだろう。
そしてエリーが断罪されてから、父はサーラがカーティスのためにどれだけ努力をしたのか、どれだけカーティスのことが好きだったのかを語り、彼の罪悪感を煽り続けた。
実際、父の言葉はほとんど嘘だ。
サーラはカーティスを好きだったことなど一度もないし、努力をしていたのもそうするように命じられていたからだ。
(そんな……)
サーラは手紙から視線を反らして、固く目を閉じる。
たしかに彼女には、つらい目に合された。許せないという気持ちもある。でもエリーもまた、義父であった男爵に利用され、さらに父と国王陛下に利用されて、今まで泳がされていたのだ。
彼女だってサーラと同じように、父たちの駒であったことには変わらない。
エリーは身分をはく奪され、流刑地である辺境に送られた。おそらく、生涯をそこで過ごすことになるのだろう。
そしてエリーが断罪されてから、父はサーラがカーティスのためにどれだけ努力をしたのか、どれだけカーティスのことが好きだったのかを語り、彼の罪悪感を煽り続けた。
実際、父の言葉はほとんど嘘だ。
サーラはカーティスを好きだったことなど一度もないし、努力をしていたのもそうするように命じられていたからだ。



