公爵家の令嬢でも王太子の婚約者でもないサーラを、受け入れてくれる人たちがいる。それが何よりも嬉しい。
ずっとここにいたい。あらためて、強くそう願う。
修道院に戻ったらそう頼んでみよう。
居場所を見つけたのだと、サーラは思っていた。
ここでキリネにいろいろなことを教わりながら、子どもたちの成長を見守っていきたい。
もう公爵家とは関わりのない娘がどこで生きていこうと、父も母も気にしないだろう。
だから、このささやかな願いは叶えられると思っていた。
そんなサーラの運命を変えたのは、あの一通の手紙だった。
「そういえば、緊急だったわね。これをあなたに渡すわ」
孤児院の院長に渡された手紙。
裏返してみたが、差出人の名前はない。
家紋もないシンプルな白い封筒に入っていた。誰からだろうと思いつつも、サーラはそれを受け取った。
「はい、ありがとうございます」
礼を言って、部屋に戻ることにした。一度修道院に戻るのだから、一応荷物をまとめなければならない。
ずっとここにいたい。あらためて、強くそう願う。
修道院に戻ったらそう頼んでみよう。
居場所を見つけたのだと、サーラは思っていた。
ここでキリネにいろいろなことを教わりながら、子どもたちの成長を見守っていきたい。
もう公爵家とは関わりのない娘がどこで生きていこうと、父も母も気にしないだろう。
だから、このささやかな願いは叶えられると思っていた。
そんなサーラの運命を変えたのは、あの一通の手紙だった。
「そういえば、緊急だったわね。これをあなたに渡すわ」
孤児院の院長に渡された手紙。
裏返してみたが、差出人の名前はない。
家紋もないシンプルな白い封筒に入っていた。誰からだろうと思いつつも、サーラはそれを受け取った。
「はい、ありがとうございます」
礼を言って、部屋に戻ることにした。一度修道院に戻るのだから、一応荷物をまとめなければならない。



