婚約破棄した相手が毎日謝罪に来ますが、復縁なんて絶対にありえません!

 初対面のときの態度を謝りたいと思っていたが、人が嫌いなら、彼とはあまり関わらないようにしよう。そう思って、なるべく接しないようにして過ごしていた。
 こうして、サーラが孤児院の手伝いに来てから、三日ほど経過した。
 最初は少しだけ心配していたが、婚約者だったカーティスがここまで押しかけることはなかった。
 ようやく、平穏な生活を取り戻すことができたと安堵する。
 ここでの生活は修道院とは比べものにならないくらい忙しく、毎日が大変だった。
 朝になると自分で起きて、身支度を整える。
 ここまでは修道院での暮らしと一緒だが、ここではそれから子どもたちを起こして身支度を手伝い、朝食の支度をしているキリネを手伝わなくてはならない。
 朝から本当に忙しくて、気が抜けない。
 朝食が終わったあとは、子どもたちに読み書きを教えたりする時間がある。そのあとは、キリネを手伝って掃除や洗濯をする。さらに昼食や夕食の準備など、忙しくて息をつく暇もないほどだ。
 でも今は、忙しいほうがいいのかもしれない。