でもそんな彼の言葉には、愛する人を永遠に失ってしまった悲しみと、せめてルーフェスだけは幸せになってほしいという願いが込められていて。
それが伝わったから、ふたりは静かに頷いた。
その日からサーラは、ロードリアーノ公爵家当主の婚約者として、忙しい日々を送ることになる。
マドリアナの流罪によって皇妃が不在になってしまったレナートは、側妃だった女性を正式に皇妃に迎えた。
毒を盛られ、さらに子どもを失ってしまってずっと体調を崩していた彼女だったが、ようやく公務に復帰することができるまで回復したようだ。
サーラはその皇妃の実家の養女になり、ルーフェスと正式に婚約することになった。義姉となった皇妃は穏やかで優しい人で、サーラのことも快く迎え入れてくれた。
サーラは一度だけ、この帝国に身を寄せているかつての婚約者、カーティスと再会した。
彼は思っていたよりもずっと穏やかな顔をしていて、サーラとルーフェスの婚約を祝ってくれた。
それが伝わったから、ふたりは静かに頷いた。
その日からサーラは、ロードリアーノ公爵家当主の婚約者として、忙しい日々を送ることになる。
マドリアナの流罪によって皇妃が不在になってしまったレナートは、側妃だった女性を正式に皇妃に迎えた。
毒を盛られ、さらに子どもを失ってしまってずっと体調を崩していた彼女だったが、ようやく公務に復帰することができるまで回復したようだ。
サーラはその皇妃の実家の養女になり、ルーフェスと正式に婚約することになった。義姉となった皇妃は穏やかで優しい人で、サーラのことも快く迎え入れてくれた。
サーラは一度だけ、この帝国に身を寄せているかつての婚約者、カーティスと再会した。
彼は思っていたよりもずっと穏やかな顔をしていて、サーラとルーフェスの婚約を祝ってくれた。



