そうして、エリーレの想いが書かれていた箇所に辿り着いたようだ。
レナートは彼女の名前を呼びながら、その日記帳を抱きしめた。
「エリーレ。愛してくれていたのか。君を愛するあまり、苦しめることしかできなかった私を……」
レナートの瞳から、涙が零れ落ちる。
深い悲しみの中にも、愛する人に愛されていたという喜びが込められていて、サーラは安堵する。
「妹は、幸せでした。きっと、最後まで……」
仲良くしていたマドリアナに毒を盛られていたと知らないまま、彼女は愛する人に愛され、必要とされている喜びに満ちていた。
苦労はしたかもしれないが、それもすべてレナートの傍にいるためだと思えば、耐えられたのだろう。
(わたしにはわかるわ。だって、わたしもそうだもの)
サーラは、隣にいるルーフェスを見上げた。
彼の傍にいるためなら、リナン王国にいたときと同じようなことになっても、きっと頑張れる。
レナートは彼女の名前を呼びながら、その日記帳を抱きしめた。
「エリーレ。愛してくれていたのか。君を愛するあまり、苦しめることしかできなかった私を……」
レナートの瞳から、涙が零れ落ちる。
深い悲しみの中にも、愛する人に愛されていたという喜びが込められていて、サーラは安堵する。
「妹は、幸せでした。きっと、最後まで……」
仲良くしていたマドリアナに毒を盛られていたと知らないまま、彼女は愛する人に愛され、必要とされている喜びに満ちていた。
苦労はしたかもしれないが、それもすべてレナートの傍にいるためだと思えば、耐えられたのだろう。
(わたしにはわかるわ。だって、わたしもそうだもの)
サーラは、隣にいるルーフェスを見上げた。
彼の傍にいるためなら、リナン王国にいたときと同じようなことになっても、きっと頑張れる。



