サーラが正装していたせいか、何かを期待したように上機嫌だったレナートだったが、ルーフェスがエリーレの日記帳を手渡すと、顔色が変わった。
「……これは」
彼もまたルーフェスと同じように、一目でこれが最愛の恋人の筆跡だとわかったようだ。
「昨日、サーラが屋敷の図書室で見つけてくれました。……妹が遺した
日記のようです」
「……」
レナートは最初の一ページを開いたまま、しばらく動けずにいた。
エリーレが何を思っていたのか、知るのが怖いのだろう。
彼は、エリーレもまた彼のことを深く愛していたことを知らない。
伝えることができずに、消えてしまった想い。
それを知ってほしくて、サーラはレナートを促した。
「どうか、読んでみてください」
「……わかった」
その言葉を受けて、レナートは覚悟を決めたように日記帳に書かれた文字を辿っていく。まるで、傷がついたら価値がなくなる宝石を扱うかのように、丁寧にページを捲っている。
その姿に、彼のエリーレに対する、今も変わらない愛を感じる。
「……これは」
彼もまたルーフェスと同じように、一目でこれが最愛の恋人の筆跡だとわかったようだ。
「昨日、サーラが屋敷の図書室で見つけてくれました。……妹が遺した
日記のようです」
「……」
レナートは最初の一ページを開いたまま、しばらく動けずにいた。
エリーレが何を思っていたのか、知るのが怖いのだろう。
彼は、エリーレもまた彼のことを深く愛していたことを知らない。
伝えることができずに、消えてしまった想い。
それを知ってほしくて、サーラはレナートを促した。
「どうか、読んでみてください」
「……わかった」
その言葉を受けて、レナートは覚悟を決めたように日記帳に書かれた文字を辿っていく。まるで、傷がついたら価値がなくなる宝石を扱うかのように、丁寧にページを捲っている。
その姿に、彼のエリーレに対する、今も変わらない愛を感じる。



