ルーフェスは悲しむだろうが、そのときはまだ、マドリアナによって殺害されたことも知らなかったのだ。
妹が幸せだったと知って安堵したかもしれない。
だが実際には妹の死に責任を感じて、救えなかった絶望から国を出てしまったのだ。
でも、今からでも遅くはない。
エリーレが幸せだったと知れば、彼の後悔も心の傷も、少しは軽くなるのではないか。
そう思ったサーラは、その日記を図書室から持ち出して、彼の帰りを待つことにした。
この日もルーフェスの帰りは遅く、すっかり暗くなってから帰宅した。
彼の強い要望で食事は先に済ませることにしていたが、毎日屋敷に帰宅したルーフェスを迎え出ることだけはやめていない。
それだけは、どんなに言われてもやめるつもりはなかった。
「……おかえりなさい」
「ただいま、サーラ」
ルーフェスは疲れたような顔をしていたが、出迎えたサーラを見て嬉しそうな笑みを浮かべる。
妹が幸せだったと知って安堵したかもしれない。
だが実際には妹の死に責任を感じて、救えなかった絶望から国を出てしまったのだ。
でも、今からでも遅くはない。
エリーレが幸せだったと知れば、彼の後悔も心の傷も、少しは軽くなるのではないか。
そう思ったサーラは、その日記を図書室から持ち出して、彼の帰りを待つことにした。
この日もルーフェスの帰りは遅く、すっかり暗くなってから帰宅した。
彼の強い要望で食事は先に済ませることにしていたが、毎日屋敷に帰宅したルーフェスを迎え出ることだけはやめていない。
それだけは、どんなに言われてもやめるつもりはなかった。
「……おかえりなさい」
「ただいま、サーラ」
ルーフェスは疲れたような顔をしていたが、出迎えたサーラを見て嬉しそうな笑みを浮かべる。



