今は亡きルーフェスの妹、エリーレの日記だった。
故人とはいえ、勝手に人の日記を読んではいけない。そう思ったサーラだったが、そこに書かれていたある文字に、思わず目を奪われる。
レナートを、愛している。
エリーレの日記には、はっきりとそう記されていた。
サーラの予感は、当たっていた。
エリーレは最初こそ戸惑っていたものの、真摯に愛を注いでくれるレナートに惹かれ、彼に相応しい女性になろうと、必死に努力していたのだ。
それをけっして表に出さなかったのは、仲良くなったもうひとりの婚約者、マドリアナもまたレナートのことを愛していると知っていたからだ。
もう少し仲良くなれたら、彼女にだけは打ち明けよう。一緒にレナートを支えていけたら、と書いてある文面を見て、胸が痛くなる。
マドリアナは、エリーレがレナートの愛を受け入れていないことが許せずに、彼女に毒を盛ってしまった。だが彼女はレナートを愛していて、それをマドリアナに遠慮して言えなかったのだ。
故人とはいえ、勝手に人の日記を読んではいけない。そう思ったサーラだったが、そこに書かれていたある文字に、思わず目を奪われる。
レナートを、愛している。
エリーレの日記には、はっきりとそう記されていた。
サーラの予感は、当たっていた。
エリーレは最初こそ戸惑っていたものの、真摯に愛を注いでくれるレナートに惹かれ、彼に相応しい女性になろうと、必死に努力していたのだ。
それをけっして表に出さなかったのは、仲良くなったもうひとりの婚約者、マドリアナもまたレナートのことを愛していると知っていたからだ。
もう少し仲良くなれたら、彼女にだけは打ち明けよう。一緒にレナートを支えていけたら、と書いてある文面を見て、胸が痛くなる。
マドリアナは、エリーレがレナートの愛を受け入れていないことが許せずに、彼女に毒を盛ってしまった。だが彼女はレナートを愛していて、それをマドリアナに遠慮して言えなかったのだ。



