彼は父である国王に、サーラの従妹のユーミナスとの婚約を命じられたと言っていた。
王命なのだから、それはもう決定したことだ。
それなのに彼は、婚約者となったユーミナスを放っておいて、こうして毎日のようにサーラのもとを訪れている。それは婚約者だったサーラを疎んじて、エリーのもとに通っていたときと、まったく同じだ。
それに、あれほど夢中だったエリーを、聖女ではなかったと知った途端、切り捨てている。
「殿下。そのお言葉が本当ならば、もう二度とわたしに会いに来ないでください。殿下の婚約者となったユーミナスを、今度こそ大切にしてください。彼女ならわたし以上に、殿下を支えてくれるはずです」
きっぱりとそう言った。
沈黙が続いた。
カーティスは信じられないような顔をして、サーラを見つめている。彼のことだから、誠心誠意謝れば許してもらえると思っていたのだろう。
今までのサーラなら、謝罪を受け入れたに違いない。
王命なのだから、それはもう決定したことだ。
それなのに彼は、婚約者となったユーミナスを放っておいて、こうして毎日のようにサーラのもとを訪れている。それは婚約者だったサーラを疎んじて、エリーのもとに通っていたときと、まったく同じだ。
それに、あれほど夢中だったエリーを、聖女ではなかったと知った途端、切り捨てている。
「殿下。そのお言葉が本当ならば、もう二度とわたしに会いに来ないでください。殿下の婚約者となったユーミナスを、今度こそ大切にしてください。彼女ならわたし以上に、殿下を支えてくれるはずです」
きっぱりとそう言った。
沈黙が続いた。
カーティスは信じられないような顔をして、サーラを見つめている。彼のことだから、誠心誠意謝れば許してもらえると思っていたのだろう。
今までのサーラなら、謝罪を受け入れたに違いない。



