あまりにも痕跡がないことから、彼がサーラを攫ったのではないかと考えた。詳しく調べると、その雑用係は若い男性で、この国では珍しい黒髪をしていたらしい。
サーラ自身の情報がまったく掴めない以上、その黒髪の男を追ってみるしかないようだ。
この国ではかなり珍しい黒髪だ。目撃情報も多いだろう。
人も金も時間もたっぷりと費やして調べたところ、黒髪の男性が、金色の髪をした美しい女性を連れて、船で隣国に移動したらしいという情報を得ることができた。
もしかしたら、その女性がサーラかもしれない。
だがそれを確かめるためには、隣国に移動する必要がある。
王太子の地位は返上したものの、カーティスがリナン王国の王族であることは変わらない。
国王の許可なく隣国に移動することはできない。
もし破れば、王族ですらいられなくなるだろう。
帝国の血を引く自分を排除したい父が、それに同意してくれるとは思えない。
港町で三日間考え込んだあと、カーティスは母に向けて別れの手紙を書き、船で隣国に向かった。
サーラ自身の情報がまったく掴めない以上、その黒髪の男を追ってみるしかないようだ。
この国ではかなり珍しい黒髪だ。目撃情報も多いだろう。
人も金も時間もたっぷりと費やして調べたところ、黒髪の男性が、金色の髪をした美しい女性を連れて、船で隣国に移動したらしいという情報を得ることができた。
もしかしたら、その女性がサーラかもしれない。
だがそれを確かめるためには、隣国に移動する必要がある。
王太子の地位は返上したものの、カーティスがリナン王国の王族であることは変わらない。
国王の許可なく隣国に移動することはできない。
もし破れば、王族ですらいられなくなるだろう。
帝国の血を引く自分を排除したい父が、それに同意してくれるとは思えない。
港町で三日間考え込んだあと、カーティスは母に向けて別れの手紙を書き、船で隣国に向かった。



