取返しのつかない事態になっていると気が付いたのは、エリーレが宮廷で倒れたと連絡を貰ってからだ。
ルーフェスはその知らせを聞き、すべてを投げ出して宮廷に駆けつけた。すると皇太子が青い顔をして、エリーレの傍に寄り添っていた。
彼は隣国に外交に行き、昨日帰ってきたばかりだった。彼もまた結婚式のために、忙しい毎日を送っていた。
すべて、一年後の結婚式のため。
誰もが忙しく、ほとんど顔を合わせることもない日々でのできごとだった。
寝台に横たわっていたエリーレは、痩せ細った腕を伸ばして皇太子の手を握り、ごめんなさい、と小さく呟いた。
「心配をかけたくなかったの。お兄様も、ごめんなさい」
宮廷医師は、疲労で衰弱しているだけなので、ゆっくりと休めば大丈夫だと言った。ルーフェスは皇太子と話し合った結果、そのまま妹を屋敷に連れて帰り、しばらく休ませることにした。
エリーレはまだやらなくてはならないことが山積みだと言って嫌がったが、このまま無理をさせることはできない。
ルーフェスはその知らせを聞き、すべてを投げ出して宮廷に駆けつけた。すると皇太子が青い顔をして、エリーレの傍に寄り添っていた。
彼は隣国に外交に行き、昨日帰ってきたばかりだった。彼もまた結婚式のために、忙しい毎日を送っていた。
すべて、一年後の結婚式のため。
誰もが忙しく、ほとんど顔を合わせることもない日々でのできごとだった。
寝台に横たわっていたエリーレは、痩せ細った腕を伸ばして皇太子の手を握り、ごめんなさい、と小さく呟いた。
「心配をかけたくなかったの。お兄様も、ごめんなさい」
宮廷医師は、疲労で衰弱しているだけなので、ゆっくりと休めば大丈夫だと言った。ルーフェスは皇太子と話し合った結果、そのまま妹を屋敷に連れて帰り、しばらく休ませることにした。
エリーレはまだやらなくてはならないことが山積みだと言って嫌がったが、このまま無理をさせることはできない。



