話が進むうちに妹も覚悟を決めたようで、以前よりも明るい顔をするようになった。
必ず守ると言った皇太子も、その言葉通り、常に妹の傍にいてくれる。最愛のエリーレのためならば、父である皇帝陛下にも逆らうほどだ。
あまりの寵愛ぶりに、これなら本当にエリーレが、ピエスト侯爵の娘を退けて皇太子妃になるかもしれない。そう思う人が増えたようで、ルーフェスの周囲も騒がしくなった。
そもそも後ろ盾がないだけで、エリーレは公爵令嬢なのだ。
高位の令嬢を優遇する皇太子は、間違ったことをしているわけではない。
近寄ってくる者の中には、ただ権力を持つ側に擦り寄りたいだけの輩もいる。
それでも今は、ひとりでも多くの味方がほしい。
下心を持って近付いてくる者にも、表向きはにこやかに接した。妹とよく似た美貌も、少しは役に立ったようだ。
さらにエリーレも、思いがけない味方を得ていた。
皇太子のもうひとりの婚約者である、ピエスト侯爵の令嬢マドリアナだ。
必ず守ると言った皇太子も、その言葉通り、常に妹の傍にいてくれる。最愛のエリーレのためならば、父である皇帝陛下にも逆らうほどだ。
あまりの寵愛ぶりに、これなら本当にエリーレが、ピエスト侯爵の娘を退けて皇太子妃になるかもしれない。そう思う人が増えたようで、ルーフェスの周囲も騒がしくなった。
そもそも後ろ盾がないだけで、エリーレは公爵令嬢なのだ。
高位の令嬢を優遇する皇太子は、間違ったことをしているわけではない。
近寄ってくる者の中には、ただ権力を持つ側に擦り寄りたいだけの輩もいる。
それでも今は、ひとりでも多くの味方がほしい。
下心を持って近付いてくる者にも、表向きはにこやかに接した。妹とよく似た美貌も、少しは役に立ったようだ。
さらにエリーレも、思いがけない味方を得ていた。
皇太子のもうひとりの婚約者である、ピエスト侯爵の令嬢マドリアナだ。



