たとえピエスト侯爵の令嬢が先に婚約したとしても、皇太子がここまで妹に対する寵愛を示してしまえば、彼らにとって妹が邪魔者であることには変わりはない。だから皇太子は、皇太子妃候補としての地位で守るしかないと判断したのだ。
だが、妹の心労は桁違いだ。
あの明るい笑顔が失われてしまっていることに、皇太子は気付いているのだろうか。本当に愛しているのなら、妹のこんな姿を見ていられないはずだ。
それでも婚約は成立し、妹は正式に皇太子妃候補となってしまった。学園での勉強に加えて、これから宮廷での妃教育も始まるだろう。
それに結局、皇太子は近日中に、ピエスト侯爵家の令嬢のマドリアナと婚約することになった。
父である皇帝陛下の命令だという。
エリーレとの婚約から日を置かずにすぐにマドリアナと婚約することで、どちらも皇太子妃候補であると示したいのだろう。
彼女の背後には、皇帝陛下までついているのだ。
だが、妹の心労は桁違いだ。
あの明るい笑顔が失われてしまっていることに、皇太子は気付いているのだろうか。本当に愛しているのなら、妹のこんな姿を見ていられないはずだ。
それでも婚約は成立し、妹は正式に皇太子妃候補となってしまった。学園での勉強に加えて、これから宮廷での妃教育も始まるだろう。
それに結局、皇太子は近日中に、ピエスト侯爵家の令嬢のマドリアナと婚約することになった。
父である皇帝陛下の命令だという。
エリーレとの婚約から日を置かずにすぐにマドリアナと婚約することで、どちらも皇太子妃候補であると示したいのだろう。
彼女の背後には、皇帝陛下までついているのだ。



