部屋に入り、外套を脱いだルースはサーラに尋ねた。
「夕食に行こうか。それとも、何か買ってきた方がいいか?」
このルメロ王国に辿り着いてから、ルースはこんなふうにサーラにいろいろなことを聞くようになった。内容は今日のように、夕食は何がいいかとか、外套はどちらがいいかとか、本当に些細なことだ。
最初は戸惑った。
サーラに選択の自由があったことなど一度もなかったので、どうしたらいいのかわからなかったのだ。今まではすべて父と母が決め、自分のドレスさえ選んだことがなかった。
「ええと……」
ルースは、そんなサーラに選択の自由を与えてくれている。
どんなに時間が掛かっても、根気強くサーラが答えを出すまで待ってくれた。
思えば今までの自分は、ただ父に従うだけの人形だったのかもしれない。ルースは、そんなサーラに色々な選択肢を与えてくれる。
自分で考え、ひとりの人間として生きていけるように。
「夕食に行こうか。それとも、何か買ってきた方がいいか?」
このルメロ王国に辿り着いてから、ルースはこんなふうにサーラにいろいろなことを聞くようになった。内容は今日のように、夕食は何がいいかとか、外套はどちらがいいかとか、本当に些細なことだ。
最初は戸惑った。
サーラに選択の自由があったことなど一度もなかったので、どうしたらいいのかわからなかったのだ。今まではすべて父と母が決め、自分のドレスさえ選んだことがなかった。
「ええと……」
ルースは、そんなサーラに選択の自由を与えてくれている。
どんなに時間が掛かっても、根気強くサーラが答えを出すまで待ってくれた。
思えば今までの自分は、ただ父に従うだけの人形だったのかもしれない。ルースは、そんなサーラに色々な選択肢を与えてくれる。
自分で考え、ひとりの人間として生きていけるように。



