単にカーティスは婚約者であるサーラを差し置いて、ひとりの女性に夢中になっていたにすぎない。
(別にそれは、構わなかった。もともと政略結婚だもの)
つらかったのは、カーティスに敵視されたこと。
たとえ深い思いを抱いていない相手でも、理由もない憎しみを向けられるのは、かなり心が疲弊する。
なぜエリーが、自分に虐げられているのだと嘘を言ったのか、今でもよくわからない。
カーティスはエリーだけを愛していた。
サーラなど、身分以外に取柄など何もない。
寵愛を一身に受けていたエリーの敵にもならなかったはずだ。カーティスの婚約者だということが、それほどまでに気に入らなかったのだろうか。
(そんなに、殿下を愛していたの?)
婚約者がいるのに、エリーに夢中になったカーティス。
カーティスに誰よりも大切に扱われ、愛されているのに、形だけの婚約者だったサーラを許せなかったエリー。
それがすべて、愛ゆえの行動だとしたら。
(愛とは、何と無意味で、愚かなものでしょう)
(別にそれは、構わなかった。もともと政略結婚だもの)
つらかったのは、カーティスに敵視されたこと。
たとえ深い思いを抱いていない相手でも、理由もない憎しみを向けられるのは、かなり心が疲弊する。
なぜエリーが、自分に虐げられているのだと嘘を言ったのか、今でもよくわからない。
カーティスはエリーだけを愛していた。
サーラなど、身分以外に取柄など何もない。
寵愛を一身に受けていたエリーの敵にもならなかったはずだ。カーティスの婚約者だということが、それほどまでに気に入らなかったのだろうか。
(そんなに、殿下を愛していたの?)
婚約者がいるのに、エリーに夢中になったカーティス。
カーティスに誰よりも大切に扱われ、愛されているのに、形だけの婚約者だったサーラを許せなかったエリー。
それがすべて、愛ゆえの行動だとしたら。
(愛とは、何と無意味で、愚かなものでしょう)



