サーラはすべてを彼に話し、涙を流せたことで、前を向くことができるようになった。これから先の人生を、思い描くことができるようになった。
でも、彼はまだその段階ではない。
思い出すことさえ、これほどまでに苦痛なのだ。
今のサーラにできるのは、ルースの手助けに感謝して、逃亡を無事に成功させることだけだ。
「まだ今は、少し揺れを感じる程度ですが……。これから、荒れるのでしょうか?」
ルースの様子を伺い、もう大丈夫そうだと思ったところで、不安に思っていたことを尋ねる。
船酔いになると、とてもつらいらしい。それを聞いたときから、怖かったのだ。
「そうだな。今日は天気も良いし、まだ陸から離れていないから、船もあまり揺れていない。だが、これから荒れる日もあるかもしれない」
「……そうですか」
不安だったが、天候だけはどうにもならない。船酔いだって、なるかどうかわからない。
確定していない未来を、今から思い悩んでも仕方がない。
そう思えるくらいには、サーラは強くなっていた。
でも、彼はまだその段階ではない。
思い出すことさえ、これほどまでに苦痛なのだ。
今のサーラにできるのは、ルースの手助けに感謝して、逃亡を無事に成功させることだけだ。
「まだ今は、少し揺れを感じる程度ですが……。これから、荒れるのでしょうか?」
ルースの様子を伺い、もう大丈夫そうだと思ったところで、不安に思っていたことを尋ねる。
船酔いになると、とてもつらいらしい。それを聞いたときから、怖かったのだ。
「そうだな。今日は天気も良いし、まだ陸から離れていないから、船もあまり揺れていない。だが、これから荒れる日もあるかもしれない」
「……そうですか」
不安だったが、天候だけはどうにもならない。船酔いだって、なるかどうかわからない。
確定していない未来を、今から思い悩んでも仕方がない。
そう思えるくらいには、サーラは強くなっていた。



