もちろん、エリーの誕生日だからといって、仕事を休むこともない。でもエリーは、せっかくの誕生日にひとりきりであることが、とても不満だった。だから家を飛び出して、ひとりで大通りに向かっていた。
王都は治安が良く、十歳の少女がひとりで歩いていても、誰も気にしない。それに、いつも母と買い物に行くときに歩いていた道だ。
(もう、母さんなんか嫌い。せっかく誕生日なのに)
近所に住む友達のキィナもポリーも、誕生日には王都の中心街にあるレストランで食事をしたと言っていた。それなのにエリーは朝からひとりきりで放って置かれ、プレゼントも貰えない。
連れて行ってもらえないのなら、ひとりで行こう。
誕生日なのだから、それくらい許されるはずだ。
そう思ったエリーは、両親がひそかに貯めていたお金をすべて持ち出し、ひとりでレストランに向かうことにした。
日頃から固くなったパンと、野菜の切れ端が浮いたスープしか食べていないエリーは、いつもお腹がすいていた。
「あ、あそこだ!」
王都は治安が良く、十歳の少女がひとりで歩いていても、誰も気にしない。それに、いつも母と買い物に行くときに歩いていた道だ。
(もう、母さんなんか嫌い。せっかく誕生日なのに)
近所に住む友達のキィナもポリーも、誕生日には王都の中心街にあるレストランで食事をしたと言っていた。それなのにエリーは朝からひとりきりで放って置かれ、プレゼントも貰えない。
連れて行ってもらえないのなら、ひとりで行こう。
誕生日なのだから、それくらい許されるはずだ。
そう思ったエリーは、両親がひそかに貯めていたお金をすべて持ち出し、ひとりでレストランに向かうことにした。
日頃から固くなったパンと、野菜の切れ端が浮いたスープしか食べていないエリーは、いつもお腹がすいていた。
「あ、あそこだ!」



