王太子であるカーティスが注意しても、聞き入れない。
そんな女と結婚して、この国の王妃にすることなどできるはずがない。
そう思ったカーティスは、エリーの目の前でサーラに婚約破棄を言い渡した。
さすがにサーラは驚いた様子だったが、やがてすべてを諦めたような顔をして、頷いた。
「わかりました。それが、王太子殿下のお望みでしたら」
それだけ言うと、さっさと退出してしまった。
もっと泣き喚き、エリーを罵倒するのかと思っていたカーティスは、虚を突かれて呼び止めることもできずにいた。
わざわざ人の多い夜会で婚約破棄を告げたのは、サーラのそんな姿を大勢の人たちに見てもらい、婚約解消の正当性を理解してもらうためだった。
それなのに、サーラはあっさりと承知して立ち去り、エリーは悔しそうにその後ろ姿を睨んでいる。
これでは、真逆ではないか。
しかもそれから数日後には、エドリーナ公爵によってエリーはあっさりと偽物であることが暴露された。
そんな女と結婚して、この国の王妃にすることなどできるはずがない。
そう思ったカーティスは、エリーの目の前でサーラに婚約破棄を言い渡した。
さすがにサーラは驚いた様子だったが、やがてすべてを諦めたような顔をして、頷いた。
「わかりました。それが、王太子殿下のお望みでしたら」
それだけ言うと、さっさと退出してしまった。
もっと泣き喚き、エリーを罵倒するのかと思っていたカーティスは、虚を突かれて呼び止めることもできずにいた。
わざわざ人の多い夜会で婚約破棄を告げたのは、サーラのそんな姿を大勢の人たちに見てもらい、婚約解消の正当性を理解してもらうためだった。
それなのに、サーラはあっさりと承知して立ち去り、エリーは悔しそうにその後ろ姿を睨んでいる。
これでは、真逆ではないか。
しかもそれから数日後には、エドリーナ公爵によってエリーはあっさりと偽物であることが暴露された。



