「港から船に乗って、まずルメロ王国の港町に向かう。そこからは辻馬車や徒歩で、共和国を目指す。船に乗ったことはあるか?」
「いいえ、一度も」
「そうか。ならば酔い止めの薬を買っておいたほうがよさそうだ。目的地に向かう船が出るのは、明後日だ。それまでゆっくりと身体を休めた方がいい」
「……はい、わかりました。いろいろとありがとうございます」
それから食事をして、ベッドに横になった。
この旅の目的地は、身分制度のない自由な国であるティダ共和国だとわかった。
きっとそこでなら、サーラは自分が望むままに、自由に生きられるだろう。
だが予定していた日に、船に乗ることはできなかった。
旅の疲れからか、もしくはようやく父の手から逃れられたという安心感からか。サーラは港町に辿り着いた翌日に、熱を出して寝込んでしまったのだ。
公爵家を追い出されてから、ずっと慣れないことの連続だった。
サーラとしてはそれほどつらい日々ではなかったが、身体は自分が思っていたよりも疲弊していたのかもしれない。
「いいえ、一度も」
「そうか。ならば酔い止めの薬を買っておいたほうがよさそうだ。目的地に向かう船が出るのは、明後日だ。それまでゆっくりと身体を休めた方がいい」
「……はい、わかりました。いろいろとありがとうございます」
それから食事をして、ベッドに横になった。
この旅の目的地は、身分制度のない自由な国であるティダ共和国だとわかった。
きっとそこでなら、サーラは自分が望むままに、自由に生きられるだろう。
だが予定していた日に、船に乗ることはできなかった。
旅の疲れからか、もしくはようやく父の手から逃れられたという安心感からか。サーラは港町に辿り着いた翌日に、熱を出して寝込んでしまったのだ。
公爵家を追い出されてから、ずっと慣れないことの連続だった。
サーラとしてはそれほどつらい日々ではなかったが、身体は自分が思っていたよりも疲弊していたのかもしれない。



