はっ。もしかして秋葉、私の事を潔癖症だと思ってるのかな。
二人で一緒に和菓子屋に行った時のことを思い出す。
そうだ、それでわざわざ箸をまだ使ってないからなんて言ったんだ。
清ちゃんはそんなこと気にしないで私のオムライス取ったり使った箸で焼きそばを分けたりしそうだし。
そんな事を考えると、なんだか少し気恥しくなった。
「私も一口食べたいっ!」
そんな中、莉茉ちゃんは勝手に私のオムライスと清ちゃんの焼きそばを取って一口食べた。
自由だなあ。
「そういえばさー」
と、唐突に、莉茉ちゃんが私の服装を指さす。
「花帆、いつもこんな服でデートしてるの?」
「え、へ、変かな?」
私が着ているのは、ジーンズに黒のTシャツ、それに灰色のパーカーという格好。
「いや、別に変じゃないけど……デートにしては地味というか」


