ビターなアイツと甘い関係 ~毒舌王子と同居して、ナイショの甘いバイトはじめました~

 そして、二月十四日。

 私はいつものように、兎月堂にバイトへ向かった。

 チョコ大福も売れ、順調に一日が過ぎていく。

 そして夜。お店を閉めていると、秋葉くんが声をかけてきた。

「花帆、お前、この後予定ある?」

 ドキッと大きく心臓が跳ねた。

「な、無いけど……」

「そっか。それじゃあ、お店閉めたらうちに寄っていけよ。今日は兄貴もいないし」

「えっ」

 秋葉と二人っきり!

 頭の中に、昨日見た莉茉ちゃんと清ちゃんのキスシーンがよみがえってくる。

 もしや……秋葉もあんな風にしたいのかな?

 あんな風に濃厚なキスをしたりだとか……体を触ったりだとか!?

「う、うん、いいよ」

 私はカチンコチンになりながら返事をした。