ビターなアイツと甘い関係 ~毒舌王子と同居して、ナイショの甘いバイトはじめました~


 きゃ、きゃーっ!

 キスしてる!

 そりゃ、二人 は付き合ってるんだしキスくらいするよね。

 でも、仲のいい二人のこんなシーンは見たことがなくて何だかドキドキしちゃう。

「おい花帆、何やってんだ?」

 そこへのんきな顔をした秋葉がやってきた。

「しーっ!」

 私が人差し指を立てると、秋葉はひょいと教室の中をのぞきこんだ。

「うわ、あいつら……」

 秋葉が顔を真っ赤にする。

 それもそのはず、あの二人、ベタベタしながらかなり濃厚なキスを何度もしてるんだもん。

「……花帆も、あんなかんじでしたい?」

 秋葉が聞いてくる。

 あ、秋葉と、あんなに濃厚なキスを……!?

 考えただけで、顔が茹で上がったように熱くなる。

「け……結構です!」

「いてっ!」

 私は秋葉を突き飛ばしてその場を走り去った。