突然の報告に、私は飛び上がりそうになった。

「ええーっ、本当?」

「そうなの。ダメ元でクリスマス二人で過ごさないって誘ってみたらOKされて」

 とろけそうな莉茉ちゃんの笑顔。

「ええっ、ちょっと待って。二人、いつの間にそういう関係になってたの!?」

 私があんぐりと口を開けていると、莉茉ちゃんが教えてくれる。

「なんか、二人で兎月堂に遊びに行ったり、水族館に行ったりしているうちにいつの間にか……」

 そ、そうだったんだぁ。

「そうなんだ。すごいなぁ。おめでとう」

 私は本気で嬉しかった。

 二人ともいい人だし、お似合いだと思う。

 莉茉ちゃんは、おっちょこちょいで後先考えない所はあるけど、そういうところを真面目な清ちゃんがフォローしてくれそうだし。

 うん、すごくいいカップル!