「静奈くん。探偵助手を名乗るなら、これぐらいの暗号は解読できるようにしてください」 「いやいや、フツーこんなの読めませんって!」 「やれやれ仕方ない。基本的な暗号の作り方と解読法を一から教えましょう。どこかで役に立つかもしれませんから」 「これからの私の人生でそんな場面たぶんないです!」 静奈の抵抗はむなしく、その後暗号については黒瀬にスパルタで叩き込まれた。 そのおかげもあって、静奈は暗号に関してだけはかなり強くなったのだった。