コンビニに着き、プリンのある場所へ向かう。



あった!


「どれがいいの?」


「んーとね、これ!」


私は、指を指したやつを一つとった。


「もっと買っていいよ。」



「い、いいよ!一つで充分」


こういうとき、來は買い始めるときりがないんだ。


さすがに、申し訳ないから一つにしとく。


「そっか、」



しゅん、と悲しそうにする來。


垂れ下がっている犬耳が見える。


「ふふ、ありがとう。また今度買ってもらおうかな」



「うん!」