「ゆっくり決めていいからね」

「う、うん……ありがとう!」

こう言う、さりげない優しさができる海斗くん。
すごい……っ。尊敬するよ……。

そしてまた、メニューに目を向ける。

うーん……どうしよう……。

本当に、どれも美味しそうで、選べない。
一応、何種類もあるパフェや、クレープの中から、食べたいものを一つずつ選べたんだけど……。

「悩んでるの?」

「うん……」

「……じゃあ、わかった。僕が、クレープ頼むから、あいちゃんは、パフェ頼んで?」

「えっ……」

「半分にして、分けよう?」

「あ、ありがとうっ……」

両方美味しそうだったから、両方食べれて嬉しい……。