私が言っても全く表情を変えないのが悲しくて苦しいんだ。 「そう言う意味じゃない…。」 私は足を止めた。 お願いだから止まらないで。 止まってよ。私のこと考えて。 私のことなんてほっといて。 私のことだけを見てよ。 グルグルと二つの気持ちが私の中で争う。 分かってるのに 葉月くんが私のことを選ばないって…分かってるのに。 ポタッ ポタッ と、廊下にシミが出来る。 「いやだ…よ…。」 フラれたくないってわがまま言う自分が大っ嫌い。