「白雪(しらゆき)、おはよ。」 「葉月(はづき)くん、おはよー。」 彼は葉月 健(けん)くん。優しくてかっこよくてみんなから大人気な人。 「毎朝会うね。」 私はそんな彼との毎朝の挨拶が恒例になってきて嬉しく感じる。 「白雪と話すと楽しいから俺は嬉しいよ。」 「…ありがと。」 私は戸惑いながらも彼に笑みを向ける。