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 今日は休日で、私は修太郎(しゅうたろう)さんのお宅へお邪魔していた。
 ここにくるのはあの飲み会後初めてなので、少し緊張している。

 眼鏡を外して裸眼になられた修太郎さんが、ソファに腰掛けて、私においでおいでをなさる。そんな彼に恐る恐る近づいたら、手を引っ張られて彼の開いた足の間にストン、と座らされた。
 斜めに引っ張られたので背中を彼に向けて座ったわけではなくて、横座りみたいになってしまった。
 私は座ったはずみで乱れてしまったスカートを慌てて整える。

「こうしていると()()()()()()()()()を思い出しますね」

 言いながら、「もっともあの日、日織(ひおり)さんは足の間ではなく、僕の(もも)の上に載っていらしたんですが。――今日もそうなさいますか?」と付け加えてクスクスと笑っていらっしゃる。

「そ、それは恥ずかしいです……」
 じかに座れば、彼の肌のぬくもりをより直接的に感じてしまう。それに、何より――。