「――それじゃあ、そろそろお開きにしますか」

 健二(けんじ)さんがそうおっしゃったのを合図に、色々驚きの告白が目白押しだった会合は幕を閉じた。

 とりあえず、当人同士のお話は全て済んだ……のかな?
 だとしたら――次はいよいよ両親の番だ……。
 そう思ったら、にわかに緊張してしまった。