【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「えっと……カフェ、とか……」

「他には?」

「カラオケと、ゲームセンターにも行ってみたいです……!」

「行ったことない?」

「はい!」



どっちも、ドラマで見たことがあるくらい。

いつか行ってみたいと思ってたけど、行くとも友達もいなくてかなわぬ夢になるところだった。



「こんな女子高生いんのかよ……」



そんなに驚くことなのか、高良くんは信じられないものを見るような目で私を見ていた。



「あ、あと、水族館とか、動物園とか……」



頭の中にたくさん浮かんで、次から次へと口にする。

けど、ハッと我に返った。



「あっ……ご、ごめんなさい、はしゃいでしまって……」



高良くんはお世辞で行こうっていってくれたのかもしれないのに、浮かれてしまった。

恥ずかしくて、視線を下げる。



「動物好き?」