【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

はぁ……今、すっごく幸せ。

私の高校生活に、こんな青春の一ページが刻まれるなんてっ……。



「喜びすぎ」



顔に出ていたのか、高良くんは私を見て笑った。



「屋上連れてきてそんな喜ぶの、まーやくらい」

「そ、そんなことないと思います……」

「そんなことある。まあ、そういうとこ含めて好きだけど」



さらりと「好き」と言われて、単純な私は簡単にときめいてしまう。



「これから俺と、いろんなとこ行こっか?」

「えっ……」



高良くんの言葉に、私は勢いよく顔をあげた。



「い、いいんですか?」

「うん。まーやが行きたいとこ全部行こ」



え、えっ……。

本当に、いいのかなっ……。


行きたいところなんて、そんなの山ほどある。

高良くんが一緒に行ってくれるなんて、夢みたいだけど……申し訳ない気持ちもあった。



「どこに行きたい?」