【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「……でも、今日のハグは我慢する。キスしたから」



え……?

それは、反省の意味を込めてってことかな……?



「明日もちゃんと来るから、明日からご褒美ちょうだい」



きゅんと、胸が音を立てた。

健気なセリフに、思わず母性本能がくすぐられてしまう。



そっと、高良くんの大きな体に手を伸ばす。



「……っ、まーや?」



突然抱きついた私に、高良くんが困惑しているのがわかった。

自分でも、こんな大胆な行動に出ていることに驚いてる。


でも……約束を守ってくれたことが嬉しくて、私なんかのハグを望んでくれていることが嬉しかったから、このくらいお安い御用だと思った。

喜んで、くれるなら……。



「約束守ってくれて、ありがとうございます」



高良くんの体、想像してたより大きいな……。

見た目だけではわからない、がっちりとした体。